理論と実技をバランスよく (萩原 敏文)

2009/04/01

私の体験を簡単に言うと「7月から勉強を始めて、理論6科目と検定演習科の勉強で合格できた。ただし、方法に少し無理があり、そのツケはその後も付いてまわった」ということです。

以下、時間を追って述べます。

まず、7月受講前に昨年の問題集を買って解いたところ、最後の記述問題を除いて50パーセント弱の正答率でした。それで、根拠もなく(合格ラインも知らず)「これなら10月でもいけるかも・・」と思ったのが今年度受験のきっかけの一つです。(楽天的な、あるいは大ざっぱな性格ということでしょうか。)

ただ、さすがに短期で合格するためには強力なナビゲーターが必要と考え、検定演習科にエントリーしました。出費は痛かったですが、来年まで持ち越すことを考えれば正解だったと思います。

9月始めの模擬試験が一つの転機でした。

まだ理論科目の授業も2週間残っていたので、模試の点数は気にしなかったのですが、自分の3分野での弱点が明らかになりました。「聴解(試験Ⅱ)」と「記述」と「いわゆる理論以外の問題」です。

このうち「聴解」については、理論の授業が終わって時間ができてから、繰り返し問題をやることにより対処できました。理論の授業での音声記号と問題集の音声記号に一部ズレがあったので少し混乱しましたが、試験対策としては検定演習科の指導に従ってある程度自信を持って試験に臨むことができました。

しかし、「記述」と「理論分野以外」については最後まで悩まされました。

じつは、私がアークで最初に理論科目だけをとったのは、説明会で「試験は理論科目の範囲から出る」と言われたのを鵜呑みにしたからです。実際には記述問題はもとより、実習経験がないと不利な選択問題も少なからずあるので、これに気付いた時は青くなりました(バカです)。
それで、やむなく実技課程の教科書や記述の問題集を買いこみ、直前までジタバタしてなんとか間に合わせた、というのが実感です。

最後に私なりの反省を言うと、どうしても短期に合格する必要があればともかく、やはり普通に理論と実技をバランスよくやって受験した方が、ストレスは少なく済むのではないかということです。

おまけに、私は試験の後、今度は実技科目をまとめてとることになったため、「初級実技」と「中級実技」の内容をしばしば混同しました。やはり、なにごともツケは必ず回って来るということでしょうか。


萩原 敏文さん

日本語教育能力検定試験
第23回 平成21年度 合格