420時間の養成講座を中心に (長島 裕子)

2010/04/01

プロの日本語教師になりたくて、アークに入学したのが2010年の1月。420時間の養成講座を中心とした受験勉強で検定試験に臨み、どうにか検定合格というひとつのゴールにたどり着くことができました。私の経験が、微力ながらもこれから検定試験を受験する方々の参考になれば幸いです。

【検定試験までに使用したテキスト、問題集、資料】
①アーク指定の教科書、授業中のノート、配布されたプリント類
②新合格水準 日本語教育能力検定試験用語集
③合格水準 日本語教育能力検定試験問題集
④日本語教育能力検定試験 過去問題集6年分
⑤日本語教育能力試験 完全攻略ガイド(ヒューマンアカデミー著)
⑥平成22年度 日本語教育能力試験 合格するための本(アルク)
⑦日本語教育能力試験に合格するための記述問題50(アルク)
⑧アークアカデミーHPの日本語教師のページ内、「今週の問題」のバックナンバー

【勉強のポイント】
①アーク指定のテキストはもちろんのこと、ノート、プリント類は最後まで折にふれて見直していました。授業を全力で受講することは基本中の基本だと思います。分からないことは、何度でも先生方に質問してください。先生に名前を覚えてもらえるのはもちろんのこと、先生と仲良くなれれば、授業に参加するのが益々楽しくなります!!『聴解・音声特訓プログラム』は3回挑戦。何度も解いていると、出題傾向が見えてきます。設問にはある程度パターンがありますから、解答するタイミングやコツをぜひ身につけてください。

②③『新合格水準 用語集』と『合格水準 問題集』は最もよく使った資料、問題集です。『用語集』は420時間の養成講座で学習した項目の確認とインプット用に使用。『問題集』は授業で学んだことの理解度を試すアウトプット用。問題集は少なくとも2度は解きました。1度目は授業内容に沿った問題を選んで解き、間違えれば正解を確認して理解。2度目は検定前に最初から最後まで通して解答。正解以外の選択肢についても理解を深め、わからない箇所はインターネットを含めたあらゆる手段で、とことん調べました。余裕があれば、なぜここにこの選択肢を並べてあるのかと、出題者の心理まで読んでみるのも楽しいものです。

④過去問題集についても2度は解き、最後はやはり選択肢についても理解するよう努めました。本来はきちんと時間を計って解いていくのが王道なのかもしれませんが、私の場合、420時間の講座で学んだことが、どれだけ身に付いたか力試しをするために、検定対策で使用する前から応用問題集として利用していました。

⑤ヒューマンアカデミーの『完全攻略ガイド』は、とにかく分厚いため、自分にとって必要な箇所を取捨選択して参考書代わりに使うのが賢い利用法だと思います。付属している問題は理解度チェックにおおいに役立ちました。

⑥日本語教育を取り巻く最新の情報を集めるために、『合格するための本』(アルク)の巻末に掲載されている「参考ウェブページ」にはすべてアクセスし、くまなくチェックしました。検定科に通わなかったこともあり、情報集めには細心の注意を払ったつもりです。また、『合格するための本』は検定対策のポイントがコンパクトにまとめられており、また情報も満載なので、ぜひ活用することをお勧めします。解説まで丁寧に読むと理解度がグッと増します。

⑦記述はどのように対策をとったらよいのか皆目検討がつきませんでしたので、とにかくアルクの『合格するための記述問題50』の解答例を、何度も読んだり書いたりして覚えようと努力しました。暗記とまではいかないものの、どんなことを述べればよいのか、ポイントがつかめる程度には頭に入ったのではないかと思います。

⑧アークアカデミーHPの日本語教師のページ内、「今週の問題」のバックナンバーについては唯一少し悔いが残っています。このバックナンバーに気付いたのがかなり後になってからで、あわてて問題を解きましたが、やや消化不良でした。もっと時間をとってじっくり挑みたかったなと思っています。問題もバラエティーに富んでおり、たいへんためになります。皆さんぜひ活用してください。

私の場合はベースになるものは何と言っても420時間の授業でした。それプラス前述した問題集、資料の活用です。ひとつの事柄を勉強したら連事項をできるだけ多く思い出し、その都度別の参考資料やウェブサイトで確認したり、時には完全に脱線して全く別分野の問題を解いてみたりと、1つの学習事項から多方面に派生させていく勉強方法をとりました。ですから決して効率のよい勉強方法だったとは思いません。ですが幅広い事柄について視点を変えて学ぶことがき、そのことがもしかしたら検定合格の鍵を握っていたのかなとも思います。紹介した私の勉強法はほんの一例でしかありません。ぜひ皆さんにあった勉強法を早い時期に見つけてください。健闘を祈っています。

最後になりましたが、指導くださった先生方、親切なスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。また養成講座を通して多くの仲間ができ、その皆さんにもずいぶんと助けられました。お世話になった皆さんに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

長島 裕子さん

日本語教育能力検定試験
第24回 平成22年度 合格