南米のパラグアイから・・・

2014/10/01

武藤 昌史さん

パラグアイで
日本語教師として活躍中

暑中お見舞い申しあげます。諸先生方,いかがお過ごしでしょうか。

私は現在この3月よりアマンバイ日本語学校に勤務しております。アマンバイは首都アスンツオンからバスで8時間かかるところにあるブラジルとの国境の町です。私の住んでいるところ(パラグアイ側)から約150m先にある公園の真ん中が国境であり,検問もなく自由にブラジル側に入ることができます。私もパラグアイ側に郵便局があるもののちゃんと着かないと聞いていたのでブラジル側の郵便局を使っています。国境地帯なのでパラグアイ側でスペイン語を聞くことができるし,ブラジル側でポルトガル語も聞くことができ,また紙幣も両方使えます(パラグアイ…ガラニー,ブラジル…レアル)。日本では考えられない,本当におもしろい所です。


アマンバイ校に通う子供たちも国籍はパラグアイの子もいれば,ブラジルの子もいますし,現地校もスペイン語校(パラグアイ側),ポルトガル語校(ブラジル側)のどちらかに通っています(日本語学校は国で認められていなくあくまでも補習校・塾的存在)。全校生徒小1~中3まで120名,私は小5(男子6名・女子4名),小6(男子7名・女子10名)の担当です。子供たちは隔日に登校し,1日3時間の授業を受けています。ただし,3時間目の授業は<習字・音楽・体育>がそれぞれ組まれています。前に勤務していたアスンツオン校と同じようにここでも子供たちの日本語能力は高く,日常会話に不自由しないため光村国語教科書を使った国語教育を行っています。


私は日本での教師経験がないので日本の学校との比較はできませんが,ここの子供たちは本当に伸び伸びとして明るく陽気でよく話しかけてくれます。校庭いっぱいに走りまわっていて私も低学年の子たちと追いかけっこをするなど,毎日が楽しいです。現在教科書を進める一方, 12月に行われる「日本語能力試験」にむけて少しずつ問題を解かせています。小5・6ではほとんどの生徒は2級に挑戦です。また,8月下旬には校内お話弁論大会(父兄参観を兼ね,全員発表)があるため,原稿を書かせていますが,書けない子(何を書いたらいいのかわからない,自分の気持ちを書き表せない,文がメチャメチャ)が多く,その手直しに苦労しています。