心臓が飛び出るほど緊張した最初の授業!

2015/11/01

野村 由里子さん

日本語教師養成講座

2001年から単身でメキシコの日本語教師として活躍中

心臓が飛び出るほど緊張した最初の授業!

アークアカデミーの非常勤講師に採用されてから3ヵ月がたちましたが・・・

心臓が飛び出してその辺に転がってしまうと思うほど(笑)緊張した最初の授業のときに比べると,ほんの少しだけ慣れてきたように思います。とはいえ,毎回の授業に何がおこるかは始めてみないとわからないということも多く,いまだに緊張の連続であることに変わりはありません。同じ教科書の同じ課をするときでも,クラスによって,理解の速度,興味の対象,質問の種類などがまったく異なることがあり,安心してはいられないからです。

実際に教えてみて一番うれしいことは?

当たり前のことかも知れませんが,日本語を外国人のかたが一生懸命習おうとしていることです。日本で生活するのに必要であったり,教養として習っておきたかったりと,それぞれの目的は違っていても,日本語を勉強したいと思うひとがいるということが私にはとてもうれしく思います。

具体的には?

前回習ったばかりの文型で,精一杯何かを言おうとして,私とコミュニケイトできたときに見せる満足そうな表情を見ると,遠い昔習いたての英語やフランス語を使って,先生と話したこと,そして何とか通じたときの喜びなどを思い出し,自分のことのようにうれしくなったりしています。日本語教師の末席に加えていただいたことで本当に微力ながら,日本語を少しでも多くの外国のかたに知ってもらうためのお手伝いができるようになったことは私にとってとても幸せなことだと思っております。

後に続くかたにアドバイスを・・・

日本語教師の入り口に立ったばかりの私が,よりよい教師になるためには,日々の怠りない研さん(研鑽)あるのみと言っても過言ではないと思いますが,その上に,私には,何年たっても忘れてはならないと思っている言葉がふたつあります。それはいわば,座右の銘にしなければならないものだと思っていますが,ふたつともアークアカデミーの先生が私におっしゃった言葉なのです。

(身を乗り出して)それは?

ひとつは『日本語を外国語としてとらえること』。もうひとつは『つまらないドリルはしないこと』というものです。前者は,アークアカデミーの実践演習科で文型の提出の仕方が今ひとつわからず,質問に行ったとき言われた言葉なのですが,『日本語=外国語』という発想ができていなかった自分に初めて気が付きショックを覚えました。 後者は,実習のときに学習者が退屈を極めるようなドリルを延々とおこなったときに言われた言葉で,そのときは泣きたい気持ちでしたが,今では本当に大切に思っている言葉なのです。 外国語としての日本語をいかに楽しく教えていくかということを常に念頭において,よりよい授業のできる教師をめざし,日々努力してゆきたいと思っています。