用語名

蘭学

らんがく

用語詳細

オランダ語によって、西洋の学問や文化を研究した学問を蘭学(らんがく)という。『和蘭語訳(おらんだごやく)』(1743)などの著者で書物奉行であった青木昆陽(1698 −1769)が祖で、昆陽や新井白石(1657 − 1725)は江戸でオランダ語を学んでいる。蘭学は、医学者で『解体新書』を共同訳した前野良沢(1723 − 1803)、杉田玄白(1733 − 1817)らによって着々と進んだ。良沢に師事した大槻玄沢(1757 − 1827)の著『蘭学階梯』(1778刊)はオランダ語の入門書としての使命を果たし、蘭学は次第に天文・地理・科学・兵学などへと幅を広げた。

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