日本語教員試験とは? おすすめの勉強法
2024/07/12
2024年4月より国家資格「登録日本語教員」の制度がスタートし、新しく「日本語教員試験」が実施されることになりました。初回の試験は、2024年11月17日(日)に行われます。
試験は、全国8か所で、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄で行われます。東京は複数の試験会場が設けられていますが、出願時に会場を選択することはできません。
出願はオンラインで、出願期間は8月1日(木)~9月6日(金)となっています。今回は、日本語教員試験の概要と、その勉強の仕方をご紹介します。
日本語教員試験とは
日本語教員試験は「基礎試験」と「応用試験」で構成されています。
基礎試験
日本語教育を行うために必要となる基礎的な知識と技能が区分ごとに出題されます。
制限時間120分で、1問1点で100問、計100点の出題です。出題形式は選択式(マークシート)です。区分とおおよその出題割合は以下のようになっています。
区分 |
おおよその出題の割合 |
---|---|
1 社会・文化・地域 |
約1~2割 |
2 言語と社会 |
約1割 |
3 言語と心理 |
約1割 |
4 言語と教育(教育実習を除く) |
約3~4割 |
5 言語 |
約3割 |
合格基準は、各区分で6割の得点があり、かつ総合得点で8割の得点が必要となっていますので、どの区分も満遍なく、確実に知識を身に付けておく必要があります。
応用試験
基礎的な知識と技能を活用した問題解決能力を測定するため、教育実践と関連した出題がされます。
区分横断的な出題となるため、基礎試験のような出題の割合は示されていません。
試験の構成は、聴解(50分で50問)と読解(100分で60問)となっています。1問1点で計110点、選択式(マークシート)の出題です。合格基準は、総合得点で6割の得点があることとされています。
聴解問題は、日本語学習者の発話や教室での教員とのやりとりなどの音声を用いて、実際の教育実践に即した問題が出題されます。
効果的な学習方法
日本語教員試験は、「基礎試験」と「応用試験」に分かれていますが、上述のようにどちらも「必須の教育内容で定められた5区分」が出題範囲となっています。この出題範囲は「日本語教育能力検定試験」と同じです。よって、新しく始まる「日本語教員試験」も、昨年度までの「日本語教育能力検定試験」をもとにした対策で、十分に対応できると考えられます。
アークアカデミーは、長年、検定試験対策講座を実施し、多くの合格者を輩出してきました。試験対策に実績があるアークアカデミーが自信をもって提供する日本語教員試験対策講座で基礎知識と、実践的な問題解決能力を磨き、合格を目指しましょう。
【アークアカデミー 日本語教師養成講座のご案内】
教育訓練給付金対象の文化庁届出受理講座
・『420時間総合コース』平日通学×6か月
・『420時間通信コース』WEB講座×スクーリング(平日or土曜・日曜Zoomクラス)
無料説明会・個別相談検定対策についての詳細な説明会を
実施しています。ご希望の方は
こちらからお申込みください。
WEBトレーニングを無料体験WEBでの受講環境の確認やトレーニング
の内容を確認したい方は、こちらから
確認が可能です。
資料ダウンロード・お問い合わせ検定対策講座のお申込みをご希望される
方や検定対策講座の資料をダウンロード
されたい方はお問い合わせフォームに
必要項目をご記入の上、お問い合わせください。
国内唯一の日本語教育関連の用語検索ツール:アークアカデミーの「マンボウ」
毎年大変多くの方にご活用いただいている「マンボウ」は検定試験の学習に必須です。ぜひこの機会にアークアカデミーのノウハウを体感してください!
【求人紹介も行っているから就職に強い!】
アークアカデミーでは、業界に先駆けて職業紹介事業許可を取得(厚生労働省・職業紹介事業許可(13-ュ-301084))国内外から寄せられる求人情報は、毎年200件以上です。
また、国際日本語研修協会(IJEC)の求人サイトの事務局も運営しており、さらに豊富な業界情報提供サービスができます。
「アークアカデミー就職支援室」では、求人紹介のほか、個別相談、履歴書添削など一人ひとりに合ったサポート、各セミナーや研修などのイベントも多数開催しています。