仲間達との出会いに感謝 (松本 朋子) | 日本語教師養成講座のアークアカデミー

仲間達との出会いに感謝 (松本 朋子)

2010/04/01

本試験を3ヶ月前に控え、教壇実習と検定対策講座を受講しつつ、本試験に照準を合わせて勉強をしていた7月初旬、私の母が突然亡くなりました。5年前に父を亡くしたばかりでの今回の母の死は、30代に入ったばかりの私にとって、現実として頭で受け入れることは出来ても、心の中では受け止めることが出来ない、とても辛いものとなりました。

いろいろな紆余曲折はあったものの、自分の小さい時からの夢であった「日本語教師」になろうと思い立ち、2009年10月からアークアカデミーで受講を開始してからは、とにかく合格したいという気持ちと母の応援に支えられ、仕事と両立しながら何とか頑張って乗り越えてきた毎日でした。

しかし、その気持ちと目標も母の死で全てが一瞬にして消えていきました。日々迫る本試験を前に、教壇実習の教案作成や検定対策講座の受講、試験勉強などで毎日は過ぎていきましたが、教科書を開いても、問題を解いても何一つ頭に入らぬ状況で、学校でも他の方に悟られないよう気丈に振舞ってはいたものの、両親がいなくなってしまった悲しみと、どこに向かって自分が走っていっているのか時折わからなくなり、帰りの電車の中で泣きながら帰った日が数え切れずありました。

しかし、そんな状況の中で私に一番力をくれたのは、アークアカデミーで出会った仲間達でした。私の1人1人の仲間達は、いつも私に見失ってしまった目標を思い出させ、またもう一度目標に向かって立ち上がる力をくれました。今回の検定試験の合格は私にとって、「嬉しい」という言葉だけでは足りないくらい、家族の事、仲間の事、今後の事、いろいろな事を考えさせられる意味深い結果となりました。

試験対策としてのアドバイスは何一つ書いていませんが、ただ一つ言える事は(毛利元就の「三本の矢」ではないですが)アークアカデミーで出会った仲間達と情報を共有し、時には叱咤激励しながら歩んでいけば、一人では乗り切ることができなかった問題も仲間の知恵や情報を借りて乗り越えていくことができるということです。(それと、代ゼミ本校で検定演習科を受講される方へは、最上階にある「決戦神社」へのお参りもお勧めします。アークの仲間4人と検定対策講座の最終日にお参りに行きましたが、見事4人とも合格しました(^―^)v!)

またこの場をお借りして、アークの先生方、スタッフの皆様にお礼を申し上げたいと思います。先生方のわかりやすい授業とスタッフの方々の励ましで合格のチャンスをつかむことができました。本当にありがとうございました。

そして最後に、天国にいる父と母へ・・・・

「応援ありがとう!合格したよーー!!」

松本 朋子さん

日本語教育能力検定試験
第24回 平成22年度 合格