No.206 「カードでピッ」と「芒果乾」 | 日本語教師養成講座のアークアカデミー

No.206  「カードでピッ」と「芒果乾」

2026/04/21

4月も下旬に入り、今年は既に衣替えも終えた。それにしても、この春は暑くなるのが早いような気がする。そして、この度40℃を超える日を「酷暑日」と呼ぶことが正式に決まった。もう40℃が異常とは言えなくなってきたということで、なんと昨年は全国で9日も「酷暑日」があったという。そんなわけで、教室でも冷房の日も増え、早くも「暑い」「寒い」がせめぎ合っている状況である。

今年の4月から私たち非常勤教員の「日常」に変化があった。勤務の管理方法である。今までは、各自担当した授業を勤務表に入力し、月末に提出していたのだが、新たに「カード」でのタッチ入力方法が導入されたのだ。まず登校した際、3階にあるパソコンで自分のカードをかざすと「ピッ」と音がして、教員名と「出勤」の文字が映る。そして帰る際にも、またカードをかざして「ピッ」と「退勤」を確認したら完了、である。カード自体は「忘れないような場所」に各自管理している。

実はこのシステムが導入されるにあたり、私を含め4人がモニター的に一足早くカードを託された。依頼されたのは、ただ出勤と退勤の際にタッチするだけということで「楽勝」と思われたが、なんと2日目にして「退勤」のタッチを失念。帰宅してから気がついた。まあ、これもまた「うっかり忘れてしまった場合にどうなるか」という失敗例として、ムダではなかったはずだと思っている。

そして、4月から本格的に導入された。今のところ概ね順調ではあるが、ある日「出勤」の際に「ピッ」と音はしたものの、画面が黒いままだったため気になり、念のため再度タッチしたところ今度は「退勤」の表示が。ならばとリセットすべく再度タッチしたところ、今度は「本日の業務は完了しました」と出た。押せばいいというものではない。くれぐれも落ち着いて対処することである。

さて、4月に入り急に暑くなり、疲れ気味だったところに、うれしいプレゼントが届いた。台湾時代からずっと交流のある「元生徒」のAさんから突然LINEがあり、台湾の郵便局の送り状とドライマンゴー(芒果乾)の写真が。以前も「友達が作っているから」とたくさんのドライマンゴーを送ってくれたことがある。それがとても肉厚で甘くておいしかった。写真を見てその贅沢な味を思い出し、心待ちにしていたところ、EMSでなんと2日後に荷物が届いた。「ドライ」を感じさせない新鮮なマンゴー。せっかくなので姉たちにもお裾分けし、毎朝ヨーグルトといっしょにいただいている。

ところで、日本の米価高騰問題は台湾でも話題になっていたようで、Aさんからは去年「お米送りましょうか」という連絡があった。その際は「ありがとう。でも大丈夫です」と返事をしたのだが、今回も当初は「米を」と考えていたらしい。だが「米は送る前に検疫が必要なので断念した」と言う。ありがたい。台湾を離れて26年経つが、こうして「繋がっている」ことに感謝する日々である。

「カードでピッ」と「芒果乾」