恩師と仲間とアークアカデミー (天野 岳史) | 日本語教師養成講座のアークアカデミー

恩師と仲間とアークアカデミー (天野 岳史)

2012/04/01

私がベトナムに赴任していた時に「い形容詞ってなんですか?」と質問されて、答えられなかったのが日本語教師を目指そうと思ったきっかけです。日本人なのに日本語について答えることができなくて、とても恥ずかしい思いをしました。ベトナム赴任から帰国し、2011年7月にアークアカデミーの420時間総合コースに入学し、平日は仕事、土日はアークで勉強という生活を1年続け、2012年7月に卒業いたしました。

検定試験の事は、入学当初から知っていたのですが、検定試験の勉強を始めようと思ったのは2012年4月末の「昨年の検定試験合格者との飲み会」に参加したときでした。アークのクラスメイトの方が主催された会で、検定試験合格者の方の話を聞く会でした。その時に、勉強方法のアドバイスをたくさん頂けて、「よし!がんばって勉強しよう」と思いました。ただ、4月はまだ420時間総合コースの途中でしたので、実際に勉強し始めたのは、検定演習科に通い始めた7月からです。

私が検定試験に合格できたのには3つの理由があると思います。それは、恩師と仲間とアークアカデミーです。

①恩師について
検定演習科では、池田悠子先生に大変お世話になりました。検定演習科では毎授業テキストを使って勉強するのですがそれに加えて、池田先生はオリジナルのプリントを配って下さいました。このプリントがとても詳しく調べられていてすごく役立ちました。先生は「調べ物は私がしますから、みなさんは調べることに時間をかけずに、しっかり覚えてください。」とおっしゃられて、おかげで私は覚える時間に時間を使うことができました。

また、私は音声が苦手だったのですが、池田先生のおかげで得意にすることができました。苦手科目が得意になることって本当にあるのだなぁ・・・と感じました。また生徒の苦手科目を得意科目にさせてしまう池田先生はすごいと思いました。

②仲間について
私は幸運にも昨年の合格者の方から、事前にアドバイスを聞くことができました。アドバイスの中に「仲間と集まって勉強会を何回も開きました。」というのがあり、衝撃をうけました。そこで、私も勉強会とまではいきませんが、質問会を開催することにしました。毎週検定演習科が終わってから、アークの教室を借りて1時間だけですが集まって分からないところを質問し合いました。それだけだと1週間に1度になってしまいますので、インターネットを活用して掲示板を開設しました。仲間専用の掲示板ですので、気兼ねなくいろいろと情報を共有できてよかったです。昨年の合格者の方にも参加していただいて、とても有意義な情報交換ができました。検定試験勉強の中盤になると、記述の勉強をしなければならなくなり、記述は自分の文章がよくできているか判断が自分ではつかないので困りました。そんなとき仲間の方から「記述を送りあってレビューし合いませんか?」と提案がありました。毎週、問題を2問決めて、各自記述を書いてメールで送りレビューをして返すという方法でしました。人数は4~5人だったのですが、レビューをするのが結構大変でした。しかし自分の記述の指摘を受ける事ができて勉強になりました。

③アークアカデミーについて
アークアカデミーのスタッフの皆様にはお世話になりました。検定演習科の授業後に教室を貸して下さり、おかげで質問会を開催することができました。また検定演習科、模擬試験と、検定試験を受験する人にとってすばらしいサービスを提供されている事に感謝です。特に検定演習科の毎授業のオリジナルテキストは、要点がまとめられていてとてもよかったです。

上記の3点についてですが、私1人で勉強していたら絶対手に入らなかったと思います。改めて検定演習科を受講してよかったと思います。検定試験に合格できたこともうれしいですが、恩師、仲間、スタッフの皆様に支えられて楽しく勉強できたことがとてもよかったです。

最後に、池田先生、一緒に勉強した仲間、アークアカデミーの皆様には、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

天野 岳史さん

日本語教育能力検定試験
第26回 平成24年度 合格