日本語教師に資格は必要?
2018/05/16
日本語教師に資格は必要?日本語教師になるための条件
日本語を母国語としている私たち日本人にとって、日本語教師という仕事は大変興味深いものです。
多くの人が、一度は「自分にだってできるのでは」と考えたことがあるのではないでしょうか。
そんな日本語教師になるための資格や条件を、詳しく見ていきます。
日本語教師に資格は必要ない
日本語教師という職に就くためには、免許や国家資格は必要ありません。
「教師」と名の付く仕事ですが、小学校や中学校といった公的な教育機関で教えるケースを除いて、教員免許を必要としない職なのです。
それにもかかわらず、日本語教師が活躍する場は、大変多岐に渡ります。
個人運営の教室、ボランティアでの活動、そして海外で教えることもあるでしょう。
様々な場面で活躍できる日本語教師は、日本語が自在に操れる人ならば、誰にでもなれる可能性がある職と言えるのです。
日本語教師として働く条件として、資格があると有利
日本語教師になるために資格は必要ないと言ったものの、無資格では採用されにくい現状があります。
多くの場合、下記のいずれかの条件が求められます。
・日本語教育能力検定試験に合格している
・文化庁届出・受理の420時間以上、日本語教師養成講座を受けて修了している
・大学や大学院にて、日本語教育課程を専攻・修了している
・420時間講座相当の通信講座、WEB講座による講座を修了している方
このいずれかの条件に当てはまっていれば、日本語教師として職に就きやすくなります。
海外で活動する場合には、あらかじめその国の条件を確認しておくと良いでしょう。
日本語教育能力検定試験は難易度が高め
日本語教育能力検定試験は、公益財団法人日本国際教育支援協会が年に一度実施しています。
試験内容は、日本語の基本や教育制度、心理学や歴史など大変多岐に渡ります。
合格するには、試験全体の7~8割以上正解することが目安とされているのです。
そんな日本語教育能力検定試験は、平成29年度に5733人が受験し1463人が合格しています。
合格率は25.52%で、合格は簡単ではないことがわかります。
日本語教育能力検定試験は、勉強なしで合格することは非常に困難な試験と言えるのです。
日本語教師資格を取得するための費用や時間
日本語教師の資格を取るためには、どうしても費用と時間がかかるものです。
ふと思い立って勉強もなしに受け、受かるような資格ではありません。
日本語教師の資格を取得するためには最短でも2~3ヶ月、長くて数年かかるとされています。
そして費用面においては、数万円から60万円ほどかかると言われています。
これはテキストを買って独学で勉強する場合と、専門のスクールなどへ通う方法によって大きく変わってくるのです。
日本語教師資格を取得するための
日本語教師の資格となる、日本語教育能力検定試験に合格するためには3つの勉強方法があります。
- ●独学
自分でテキストを選び自分のペースで勉強していく独学勉強法での最大のメリットは、コストがほとんどかからないという点です。
ただし自分一人で黙々と勉強しなければならないので、自分自身の管理が得意な人向けの方法と言えます。
- ●養成学校へ通う
確実に資格合格を目指すのであれば、養成学校へ通う方法がオススメです。
費用も時間も多くかかってしまいますが、プロにしっかりと納得できるまで教えてもらえることがメリットです。
アークアカデミーの日本語教師養成講座(日本語教師養成講座420時間総合コース・通学)は文化庁届出受理講座です。(届出受理番号H29033113002)
そのため、修了すればほぼ全ての国内・海外の日本語教育機関において日本語を教えられる資格として機能します。
- ●通信やオンラインで勉強する
忙しくてなかなか通学はできない、という人には通信教育やオンライン学習も人気です。
通学するよりもコストもかからず、自分のペースで勉強できることがメリットと言えます。
アークアカデミーでも、WEB講座をご用意しております。
まとめ
・日本語教師になるためには、資格があった方が有利
・資格取得のためには、事前の勉強が不可欠
・日本語教育能力検定に合格するか420時間以上の日本語教員養成講座を受けるのがオススメ
日本語教師になるためには、資格があった方が断然有利です。
日本語教育能力検定の資格を持っているということは、日本語をしっかりと理解しているというスキルの証になるからです。
アークアカデミーでは「420時間総合コース」や「420時間WEB講座」を用意しています。
実践的な知識・スキルを身につけながら、資格取得を目指せるコースとなっていますので、日本語教師を本気で目指したい方は、ぜひ資料請求・お問い合わせください。