日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
文法体系
登録日
2006年04月19日
問題
次のそれぞれについて、【 】内に示した観点から見て、他と性質の最も異なるものを選べ。
(1)【「~て(で)」の用法】
1 危ないから、手をつないで渡りなさい。
2 母の形見のペンダントをぶらさげて授賞式に出席しました。
3 心のこもった料理を食べて元気がでました。
4 急いで行けばまだ間に合うはずですよ。
(2)【「~で」の用法】
1 わからないことは英語で話してもいいですよ。
2 少し遠回りになりますが、電車で通勤しています。
3 ゴムがはずれたので、瞬間接着剤でくっつけた。
4 みんなで作った壁画が、地震によって破壊された。
(3)【「~ば」の用法】
1 母は、私の顔を見れば「結婚しろ」と言う。
2 ここで逆転優勝すれば、監督の首もつながるだろう。
3 彼が来れば、彼女も断るわけにはいかないでしょう。
4 明日晴れれば、予定通りハイキングに行きます。
解答
(1) 3
(2) 4
(3) 1
問題解説
(1) 3のみ「順次動作」あるいは「原因・理由」を表す。他は「付帯状況」を表す。
(2) 4のみ主格の「で」。他は道具格の「で」。
(3) 1のみ習慣的な動作・変化条件を表す。他は仮定条件を表す。