日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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総合問題

登録日

2010年02月02日

問題

次の会話は留学生Aと日本人大学生Bとのやりとりの一部である。このやりとりを読み、各問いに答えよ。

A:ちょっと教えてもらいたいことがあるんですけど、いいですか。
B:ええ、いいですよ。
A:今、アルバイトを探しているんですけど、これどう読むんですか。
B:えっと、あぁ、これはイサイメンダンって読むんですよ。
A:aイサイメ・・・
B:イサイメンダン。
A:bどういう意味ですか
B:これは、詳しいことは、面接のとき直接話しますってことですよ。
A:ああ、なるほど。ありがとう。

 

問1)

文章中の下線部aのようなコミュニケーション上の問題を解決するための発話を何というか。

  1. リキャスト
  2. リペア
  3. シャドーイング
  4. 簡略化
     

問2)

文章中の下線部bのようなコミュニケーション上の問題を解決するための発話を何というか。

  1. 明確化要求
  2. 言い換え
  3. コード・スイッチング
  4. 話題転換
     

問3)

上記の会話を言語学習の側面から見た場合、学習者はどのような学習ストラテジーを使っていると考えられるか。

  1. 記憶ストラテジー
  2. 認知ストラテジー
  3. 社会的ストラテジー
  4. メタ認知ストラテジー

 

解答

問1) 2
問2) 1
問3) 3

問題解説

問1)

リキャストとは、会話の自然な流れを壊さずに謝りの訂正を行なうこと。シャドーイングとは、聴解指導で用いられるトレーニング法の一つ。

問3)

学習ストラテジーの中でも、自分の分からないことを周りの人(教師、友人、ネイティブ話者など)に尋ねることで解決しようとするストラテジーを社会的ストラテジーという。

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