日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
文法体系
登録日
2014年02月11日
問題
*この問題は2006年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次の(1)~(3)について、【 】内に示した観点から見て、他と最も
(1) 【「させる」の意味】
- 犯人は人質に手を挙げさせた。
- 交通事故で一人息子を死なせた。
- 先生は生徒に意見を言わせた。
- 妻は夫を仕事に行かせた。
(2) 【「とても」の用法】
- こんなことも知らなかったなんて、とても情けない。
- こんな重大なことは、とても隠しとおせない。
- こんな大きな息子がいるなんて、とても思えない。
- こんなにたくさんの料理は、とても食べきれない。
(3) 【「目」の意味】
- 目をかける
- 目をやる
- 目をそらす
- 目をとめる
解答
(1) 2
(2) 1
(3) 1
問題解説
(1) 2以外は、強制の意味で使われているが、2だけは後悔の意味で使われている。
(2) 1だけは「非常に、大変に」の意味で使われている程度副詞だが、他は「とても~ない」の形で「どのようにしても~ない」の意味を表す呼応副詞として使われている。
(3) 1は「好意」の意味で使われているが、他は「視線」の意味で使われている。