日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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形態・語彙体系

登録日

2014年06月03日

問題

*この問題は2006年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

次の文章を読んで、問に答えよ。

 何らかの語彙資料を対象に語彙調査を行い、客観的に選んだ使用頻度の高い一定数の語のことを( ① )という。どのような目的のための語彙か、ということによっても選ばれる語や数も異なるが、理解語彙が3~4万語だとすれば、これは1,500~3,000語ぐらいだという。

 これに対して、( ② )は主観的に日常の言語生活に必要な最小限の語を一定数だけ系統的に選んだものである。したがって、たとえ使用頻度は高くないとしても、あいさつ言葉や質問のための言葉、身体の言葉などは選ばれる可能性が高い。

 

問1 文章中の①に入る最も適当なものを一つ選べ。

  1. 基礎語彙  2. 民族語彙  3. 基本語彙  4. 使用語彙

問2 文章中の②に入る最も適当なものを一つ選べ。

  1. 基幹語彙  2. 基礎語彙  3. 基準語彙  4. 基本語彙

問3 日本語の語彙の特徴として最も適当なものを一つ選べ。

  1. 欧米語に比べ、基本度が高いといえる。
  2. 借用語の占めるウェートが低いといえる。
  3. 同音語が比較的少ないので、カバー率が高い言語といえる。
  4. 語種別に見ると、和語が延べ語数で最も割合が高い。

解答

問1 3
問2 2
問3 4

問題解説

問1 基本語彙は、客観的かつ帰納的な語彙リストといえる。
問2 基礎語彙は、主観的かつ演繹的な語彙リストといえる。
問3 日本語は、欧米語に比べるとカバー率が低く、たくさんの語彙を覚えなければならないという傾向を持つ。なお、「異なり語数」では漢語の割合が最も高くなる。

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