ARC東京日本語学校 菱沼健一先生
2019/07/26
菱沼 健一さん
420時間総合コース
2016年4月期生
ARC東京日本語学校
専任講師
授業の様子
卒業生インタビュー(菱沼健一先生)
Q:日本語教師を目指したきっかけは?
A:もともと語学が好きだというのが一番です。自分が英語や韓国語を勉強したときの授業や先生がとても楽しかったですし、自分が留学したときに日本語を教えたこともあったので、語学が好きだということと、教えることのやりがいが合わさって、日本語教師を目指そうと思いました。
Q:アークアカデミーの養成講座の授業はどうでしたか。
A:私が通ったのは通学コースだったので、6か月間、毎日同じメンバーとの授業でしたが、みなさん本当にいろいろなバックグラウンドがあって、様々な社会経験を積まれている方がいました。バックグラウンドも年齢も違っても、目指すところは同じで、お互い良い刺激になったと思います。修了後の現在でも連絡を取り合っていて、学校の情報交換をしたり、日本語講師談議みたいなものをしたりしています。大人になってから同じ志を持った人と出会って意気投合して、しかもいろいろな年代の方と話せるという機会は他にないと思うので、そこはとてもよかったと思います。
アークアカデミーは長年日本語教育を行っているので、教授法もしっかり確立されていますし、授業内容もとても充実していました。先生方は実際に日本語学習者に授業をしている先生方で教授経験も豊富ですし、自分の疑問にも全部答えていただけました。学習者との接し方とか、今まで全然気がつかなかった日本語の発音や文法とかに対する深い知識も教わったので、総合的に賢くなったと思います。
教師になるためのサポートも充実していて、養成講座の授業は実際に教師になったときのことを想定しているんだなというのを強く感じました。どんな状況にも対応できる基礎は6か月でしっかり身についたと思います。
Q:日本語教師のやりがいは?
A:この前、半年前に入門クラスで教えた留学生と会って飲む機会がありました。彼らは、もうほとんど日本語で話ができて、冗談もわかるようになっていて、すごいなぁと感心しました。自分が知らないうちに、みんないろいろな経験を積んで日本語も上手になっていて、とてもうれしかったです。それに、大学を卒業した卒業生やビザを更新したという卒業生が近況報告に来て、「先生のおかげです。ありがとう!」と言って担任だった先生方と抱き合ったりしているのを見ると、日本語教師をやっていてよかったなと思います。学生の成長を見られるのは楽しいし、大きなやりがいだと思います。人の為になることが好きな人には、日本語教師は向いていると思います。
Q:養成講座の先輩として一言お願いします。
A:毎日の授業の予習復習、実習の準備とか、日本語教育能力検定試験の勉強とか、たくさんやることがあって大変だと思います。ですが、やった分だけ自分のものになるのは間違いないので、自分を信じて、あきらめずに取り組んでください。手を抜いてしまったらそこまでですが、先生方はいつもフォローしてくださいますし、指導も上辺だけではなくて、痛いところまで突いてくるので、厳しくもあり、丁寧だなと常々感じることができると思います。今考えればもう簡単にできることでも、最初は全然わからないことばかりだったので、それをわかりやすく教えてくださってたんだなと思います。それから、クラスメートとのグループワークや実習からも、気づいた点などは、どんどん貪欲に自分の中に取り込んでいってください。「初心忘れず」という気持ちで取り組めば、成長できると思います。