日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
異文化理解と心理
登録日
2007年09月05日
問題
次の文章を読み、後の問いに答えよ。
一般的に異文化適応にはいくつかの段階が認められる。S.リスガードは、1955年に初めて適応の流れを(1)仮説として提唱した。すなわち、外国に渡った当初の高揚期から次第にストレスがたまり反発を感じ始める時期を経て、最後には二つの文化を統合していくという過程である。その後、K.オバーグの7段階仮説やJ.T.&J.E.ガルホーンらの(2)仮説では、帰国後の経過も踏まえられた。
帰国後の落ち込みは(3)と呼ばれる。これは、本人の価値観や行動様式が出国時とは異なっているという認識を周囲も本人も持っていないことから、予想以上にインパクトが大きい場合がある。
問1) |
文中の(1)に入る最も適当なものを選べ。
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問2) |
文中の(2)に入る最も適当なものを選べ。
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問3) |
文中の(3)に入る最も適当なものを選べ。
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解答
問1)3
問2)2
問3)1
問題解説
問1) |
Uカーブは、最初の適応曲線として提唱され、異文化に到着してから滞在を終えるまでの過程を表した曲線である。 |
問2) |
Wカーブは、Uカーブの後に再び自文化に再適応する(re-entry)過程を加えたもの。 |
問3) |
リエントリー・カルチャー・ショックともいう。 |