日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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総合問題

登録日

2014年09月30日

問題

*この問題は2006年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

 

次の文章を読んで、後の各問に答えよ。


 語彙の面から日本語を見ると、地形、水勢を表すものが豊富である。日本の自然の中で特色をなすものの一つが「水」であるからであろう。日本語では「湯水のごとく使う」という慣用句がある通り、惜しげもなく水を使う習慣があるが、これがアラブ語では(①)という意味になる。また、日本語の「湯」に対して、中国語で「湯(タン)」といえば(②)のことで、日本語の「湯」を表すには「開水(カイショイ)」といわなければならない。

 

問1)

①に入る最も適当なものを選べ。

  1. どしどし使う
  2. じゃぶじゃぶ使う
  3. けちけち使う
  4. がんがん使う

 

問2)

②に入る最も適当なものを選べ。

  1. 食酢
  2. スープ

 

問3)

ソシュールは、言語記号の特徴を恣意的だと説明したが、このことと最も関係の深いものを選べ。

  1. 共時態と通時態
  2. ラングとパロール
  3. シニフィアンとシニフェ
  4. シンタグム関係とパラダイム関係

 

解答

問1) 3
問2) 4
問3) 3

問題解説

言語記号には、表す面(音)と表される面(意味)の二面性がある。ソシュールは、この両面を「シニフィアン」と「シニフェ」と言い換え、この二面を結ぶ関係を恣意的だとした。

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