日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
文法体系
登録日
2015年11月17日
問題
*この問題は2007年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次の各問の下線部の文法項目を導入する際に提示する例文として、最も不適当なものを選べ。
問1) 生還者に質問をしても下を向くばかりで何も答えない。
- ダイエットのためとはいえ、節食してばかりいるのは体によくない。
- 海外から来たばかりで、まだ住むところも見つかっていない。
- あの議員は自分がしゃべるばかりで人の言うことを聞こうとしない。
- 試験の対策はすべて終わった。後は明日の試験を待つばかりだ。
問2) 試験のときぐらいは勉強をするものだ。
- 周りに迷惑をかけないように早めに準備するものだ。
- 困ったときはお互いに助け合うものだ。
- 来賓が話しているときは静かにするものだ。
- あのコンテストに入賞したとは、よく練習したものだ。
問3) 田舎の幼友達が久しぶりに電話してきた。
- お墓の勧誘の人がしつこく話しかけてきた。
- 頼んでいた引越しの手伝いを知人が断ってきた。
- 大学院の研究室に行って専門書を借りてきた。
- ゼミの後輩が進学のことで相談してきた。
解答
問1) 2
問2) 4
問3) 3
問題解説
問1) 「限定」の「~ばかり」なので、2の「直後」は不適切。
問2) 「規範」の「~ものだ」なので、4の「感嘆」は不適切。
問3) 「動作・作用の方向」を表す「~てくる」なので、3の「順次動作」は不適切。