日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
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総合問題
登録日
2016年01月19日
問題
*この問題は2007年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次の文章を読み、後の問いに答えよ。
敬語は聞き手に対して、丁寧さ、丁重な態度を表現する( 1 )と、文の構成要素の位置に現れる人物に対する敬意の表現である話題敬語に分かれる。
話題敬語は、尊敬語と謙譲語に分かれる。
尊敬語は、文の主体となる人物を高める表現で「お+動詞連用形+になる」のほか、「なさる」など、特定の形を持つ動詞からなる。また、動詞の受身形と同じ形も尊敬語として使われる。
謙譲語は、主として「お+動詞連用形+する」の形で、文の主語以外の位置に置かれる人物を高める表現と、特定の形で文の主体のへりくだりを表すものの二つに分かれる。
問1) 文章中の( 1 )に入る最も適当なものを選べ。
- 素材敬語
- 対者敬語
- 絶対敬語
-
相対敬語
問2) 次の文の下線部が他と異なるものを選べ。
- 先月から東京におります。
- 先生から辞書をいただいた。
- 先方のご両親にお目にかかる。
-
そのことについて伺いたいのですが。
問3) 次の語の連用形が他と異なるものを選べ。
- まいる
- くださる
- おっしゃる
- いらっしゃる
解答
問1) 2
問2) 1
問3) 1
問題解説
問1) 特になし
問2) 1は自分の行為を単にへりくだる謙遜表現。それ以外は、受け手尊敬のための謙譲表現である。
問3) 1以外のものは、「くださいます」のようにイ音便となる。