日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
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総合問題
登録日
2004年09月02日
問題
(1) 「情は人のためならず」という諺の意味として正しいものを選べ。
- 人を甘やかしてしまうのは、長い目で見ればその人のためにはならない。だから人に情を安易にかけるべきではない。
- 情を人にかけることは、巡り巡って最終的には自分によい報いとしてかえってくるものだ。
- 人に情をかける場合は、そこに至った経緯や状況を考えて、その人のためになるのかどうかをよく吟味しなければならない。
- 道徳的な立場からいえば「義理」と「人情」という二つの立場があり「義理」のほうが「人情」よりその価値が高い。
(2) 【 】内に示した観点から見て、他と性質の最も異なるものを、ひとつ選べ。
① 【「~ています」の用法】
- あんなところにビスケットが落ちています。
- 父は3年前に亡くなっています。
- 彼は今、出張でアメリカに行っています。
- アフリカでは今もたくさんの人々が内戦で苦しんでいます。
② 【「~ておく」の用法】
- 今度の試験はとても難しいので、よく復習をしておいてください。
- 楽しみにしていたヨーロッパ旅行はかなり長いので、歯医者に行っておこう。
- この部屋はそのまま使うので、灰皿はしまわないで出しておいてください。
- 料理の材料は、作り始める前に用意しておくものだ。
解答
(1) 2
(2) ① 4 ② 3
問題解説
(1) 特になし
(2) ① 4 だけが継続(あるいは繰り返し)、他は結果の状態。
② 3 だけが「状態保持」、他は準備行為。