日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
総合問題
登録日
2005年01月20日
問題
【 】内に示した観点から見て、他と最も性質の異なるものを、それぞれ一つ選べ。
(1) 【「という」の用法】
1. 消費税が上がるという見方
2. 日本語を教えるという仕事
3. すぐに取り組もうという発言
4. 来期は黒字になるという報告
5. 規制を緩和すべきだという意見
(2) 【「母音の無声化」(東京語)】
1.にく(肉)
2.くさ(草)
3.きしゃ(汽車)
4.しかく(四角)
5.つくえ(机)
(3) 【「複合語」の変音現象】
1.谷川
2.木立
3.花火
4.春霞
5.三日月
解答
(1) 2
(2) 1
(3) 2
問題解説
(1) 2だけが「という」を省略することができる。
(2) 1のみは[n]が有声子音であり、母音の無声化が起こらない。
(3) 2のみが「こだち」(き[k-i]→こ[k-o])と「木」の母音が交替している。連濁という視点では答はでない点に注意。