日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
語用論的規範
登録日
2007年08月22日
問題
次の文章を読み、後の問いに答えよ。
グライスは、会話文の文字通りの意味と言外の意味を区別し、文字通りの意味が伝達されるためには、四つの公理があると考えた。次の会話例において、グライスの公理の何に反することで、特別の効果を持つことになったか、最も適当なものを選べ。
学校で、日ごろあまり学習態度がよくない学習者に向かって、「君はほんとによく勉強しているね。先生(私)は、とてもうれしいよ。」と言った。
- 量の公理に反している。
- 質の公理に反している。
- 関係の公理に反している。
- 様態の公理に反している。
解答
2
問題解説
「偽りと信じていることは言わない」というのが質の公理。