日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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異文化接触

登録日

2005年12月15日

問題

次の記述と最も関係の深いキーワードをそれぞれ選べ。

問1)

母語と第二言語の関係は、子どもの母語や、それに伴う認知力が発達しているほど第二言語も発達しやすくなる。母語が低い発達段階にあると、第二言語や認知力の発達も難しくなる。

  1. 状況モデル
  2. 有標性差異仮説
  3. フィルターモデル  
  4. 言語相互依存仮説

問2)

児童・生徒の大多数にとっては母語であるが、少数の外国人児童・生徒にとっては第二言語である言語で授業が行われる。

  1. リビジョン
  2. イマージョン
  3. インバージョン
  4. サブマージョン

解答

問1) 4
問2) 4

問題解説

問1)

カミンズが提唱した仮説。どちらかの言語で認知力を発達させられれば、その能力は他方の言語にも転移するという説。多言語環境にある子どもたちには、学習言語能力の獲得が重要であり、そのためには母語と第二言語、相互の発達が必要である。発達相互依存仮説ともいう。

問2)

例えば、英語話者の児童のクラスの中に、日本人児童が2,3人いて英語で授業を受ける場合、日本人児童には、それはサブマージョン (submersion)である。

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