日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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言語教育法・実技(実習)

登録日

2008年03月18日

問題

次の文章を読み、問いに答えよ。
 

文または文章を読んで、その文意を理解するに至る読解過程のどの時点をとらえても、人間の心の動き、つまり「知」の働きが大きく関与している。読解指導は、1960年代以降発展してきた認知心理学による知的情報処理過程の研究に負うところが大きい。
テクストの読解は、読み手の持つ背景知識と書き手によるテクストの相互作用であり、読み手の持つ(1)、つまり長期記憶に蓄えられた総称的概念、たとえば、日常的に経験する事物、状況、出来事、あるいはその連続、などの理解を利用する。
下位層の(1)が上位層の(1)を喚起する処理を(A)処理、あるいは(B)処理といい、一方、(C)処理とは、喚起された(1)に基づいて、推論したり、予想の適合性を評価したりする処理で、テクストの処理は、この両者の相互作用によっている。
 

問1)

文章中の(1)に入る適当なものを選べ。

  1. 仮想記憶
  2. スキーマ
  3. エピソード記憶
  4. プロトタイプ
     

問2)文章中の(A)~(C)に入る適当な組み合わせを選べ。

 

1. A=トップダウン B=概念駆動型 C=ボトムアップ
2. A=トップダウン B=データ駆動型 C=ボトムアップ
3. A=ボトムアップ B=データ駆動型 C=トップダウン
4. A=ボトムアップ B=概念駆動型 C=トップダウン

 

解答

問1)2
問2)3

問題解説

問1)

読解活動は、一方的にテクストの情報が読み手の頭の中に入ってくる受け身的な活動だと考えられがちであるが、実際には、読み手はスキーマと呼ばれる階層化された知識構造にテクスト情報を当てはめながら仮説設定と検証を繰り返している。

問2)

ボトムアップ処理=データ駆動型処理
トップダウン処理=概念駆動型処理

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