日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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登録日

2008年06月17日

問題

次の文章を読み、後の問いに答えよ。

アクセントとは、ある言語の個々の語について社会慣習的に定まっている相対的な高さや強さの配置とされる。日本語や(①)は高さアクセント、英語やロシア語は強さアクセントである。前者には、単語レベルで現れる言語と音節レベルで現れる言語がある。
アクセントの機能は、A「単語のまとまり」とB「意味の違い」を示すことであるが、前者はすべての言語にあるのに対し、後者は言語による。Aの機能しか持たない固定アクセントには、フランス語、ポーランド語、チェコ語など、Bの機能を持つ自由・移動アクセントには英語、ロシア語、日本語などがある。

問1)文中の(①)に入る適当なものを選べ。

1.中国語、朝鮮語  2.中国語、ベトナム語 
3.タイ語、ハンガリー語  4.朝鮮語、フィンランド語 

 

問2)文中の下線部について、最も適当なものを選べ。

1.高次言語  2.声調言語  3.モーラ言語  4.超分節言語 

 

問3)文中のAとBの機能について、適当な組み合わせのものを選べ。

1.A=弁別機能B=統語機能 
2.A=範列機能B=連辞機能 
3.A=統語機能B=弁別機能 
4.A=連辞機能B=範列機能

 

問4)アクセント型(東京方言での)が、他と異なるものを選べ。

1.福島2.東京3.広島4.鹿児島

 

解答

問1)2
問2)2
問3)3
問4)1

問題解説

問2)

中国語の四声のように、音節の中での高低・昇降の変化で語義を区別する機能を有するもの。広義には高さアクセントに含まれる。

問4)

「ふくしま」は中高型、他は平板型である。

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