日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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文法体系

登録日

2013年01月15日

問題

次の文章を読み、各問いに答えよ。

日本語の受身文は,大きく直接受身文と間接受身文に分けられる。直接受身文は,「犬が子どもに拾われた」のように,能動文(「子どもが犬を拾った」)の目的格が受身文の主格になるものであるが,直接受身文はヲ格だけではなく,「犬が子どもにかみついた」のようにAニ格成分を持つ能動文からも作ることができる。
一方,間接受身文は,「母親は子どもに泣かれた」のように,主語の位置に立っている「母親」が,元の能動文(「子どもが泣いた」)に含まれていない受身文をいう。
間接受身文には,自分の所有する物や身体の一部が影響を受けたことを表す文もある。「私はスリに財布を盗まれた」のような文で,これは元の能動文「スリが私の財布を盗んだ」の中にある「財布」の所有者である「私」が主語になっている。他に「(ア)」のような文も同様で,これらは(イ)と呼ばれている。
 

問1)

文章中の下線部Aの例として最も適当なものを,次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 今朝早く空港に到着した。
  2. クマが猟師に襲いかかった。
  3. 荷物は家に届けてください。
  4. ようやく信号が青に変わった。
     

問2)

文章中の(ア)に入れる例として最も適当なものを,次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 電車で隣の人に足を踏まれた。
  2. 妻に実家に帰られてしまった。
  3. 可愛がっていた愛犬に死なれた。
  4. 猫がネズミに追いかけられている。
     

問3)

文章中の(イ)に入れるのに最も適当なものを,次の1~4の中から一つ選べ。

  1. 第三者の受身
  2. 迷惑の受身
  3. 所有の受身
  4. 非情の受身

解答

問1) 2
問2) 1
問3) 3

問題解説

問1)

2は襲いかかる相手を「二格」で表している。他は動作の向かう先や変化の結果を表す。

問2)

「所有の受身」の例文を考える。

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