日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
言語教育法・実技(実習)
登録日
2009年11月10日
問題
次の文章を読み、各問いに答えよ。
「現実に学習者が遭遇するような場面設定をしてタスクなどの活動を行なっていますか」K先生の言葉は衝撃的であった。私たちは、新しい教材を利用して「活動的」な授業を進めてきた。Aタスクも学習者の能力に応じて実施してきたつもりだ。しかし、「現実に遭遇する場面」とは何だろう。Bテキストを分割して、分担させて読み取らせて、話し合わせる。ワークショップや書籍で学んだことを実施してきた。しかし、私たち自身が、生活の中でそうした「読み」を行なっているだろうか。学生時代、テレビ・ドラマの話をするのは学校でも、見るのは家族と一緒だったり、自分の部屋だったりした。現実の「C読みの共有」や「見たり聞いたりした情報の共有」と教室で行なっていることとは、どれほど近しいのだろうか。
問1) | 文章中の下線部Aに関連して、「能力に応じたタスク」の組み合わせとして不適当なものを選べ。
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問2) | 文章中の下線部Bについて、こうした活動を何と呼ぶか。
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問3) | 文章中の下線部Cについて、共有のための学習として最も適当なものを選べ。
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解答
問1) 3
問2) 2
問3) 1
問題解説
問1) | スピーチは初級から上級まで全レベルに対して可能である。 |
問2) | ピア・リーディングのうち、同一テキストの読みのプロセスを共有するタイプをプロセス・リーディング、異なったテキストを読み、持ち寄った情報を統合していくものをジグソー・リーディングという。 |