日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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総合問題

登録日

2014年05月20日

問題

*この問題は2004年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

次の文章を読んで、後の各問に答えよ。


会話において意志伝達を円滑に行うためには、言葉そのものの意味ばかりではなく、言葉の裏に隠された話し手の意図を理解しなければならない。発話者の意図した言外の意味(特に場面、状況が加わった発話から判断される意味)を会話の含意と呼ぶ。
聞き手は、なぜ話し手の含意を意図どおりに受け取れるのだろうか。また、話し手は、なぜはっきり言わずに、文に含意を持たせるのであろうか。
( ① )は、会話の含意が解釈される(会話がスムーズに運ぶ)仕組みを説明するために、協調の原理という一般原理を導入した。協調の原理は次の4つの公理から成り立っている。
(1) 量の公理(Quantity)・・・(  )・(  )
(2) 質の公理(Quality)・・・(  )・(  )
(3) 関連性の公理(Relation)・・・(  )
(4) 様態の公理(Manner)・・・(  )・(  )・(  )・(  )
の4公理・9項目である。
 

問1.( ① )に入る人名を選べ。
 a.ブラウン  b.レビンソン  c.グライス  d.リーチ

問2.下にあげた9項目は、上記「四つの公理」の(1) ~(4) のどれかに入る。それぞれがどの公理に当たるか、適切に分類しなさい。 

a.話題に関連することだけを言い、関係のないことは言わないこと
b.簡潔に言うこと
c.会話のやりとりにおいて、当面の目的となっていることに必要とされる十分な情報を提供するよう心がけること
d.偽りと信じていることを言わないこと
e.順序よく述べること
f.不明瞭な表現を避けること
g.曖昧さを避けること
h.十分な証拠のないことを言わないこと
i.必要以上に多くの情報を提供しないこと

 

解答

問1.c
問2.解答は順不同
 (1) c,i
 (2) d,h
 (3) a
 (4) b,e,f,g

問題解説

問1.ブラウンとレビンソンは、「フェイス(face)の概念を基盤としたポライトネスの理論」、リーチは「ポライトネスの6つの公理」を立てた学者。

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