日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
総合問題
登録日
2014年10月28日
問題
*この問題は2005年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次の(1)~(3)について、【 】内に示したような間違いを犯した学習者に対して、文法的な説明をする際、用いる例文として不適当なものを選べ。
例 【選手が道路を走りています。】
- 門の前に人が立っています。
- ハサミで紙を切っています。
- 女の人が庭で写真を撮っています。
- 公園で親が子どもを叱っています。
(1) 【傷はたいしたことがないはずだ。】
- この冷たさは氷のようだ。
- 来週中には工事が終わるようだ。
- だいぶレポートがたまっているようだ。
- このパソコンはどこにも問題がないようだ。
(2) 【飛行機が空で飛んでいます。】
- 明日は山道を歩きます。
- フェリーが港を離れます。
- 子どもが廊下を走っています。
- 山小屋まではあの峠を越えます。
(3) 【あの本を買えば、貸してください。】
- 雨が降ったら、延期します。
- 来月になったら、片づけましょう。
- 誰か来たら、すぐ教えてください。
- 8時までに仕事が終わったら、食事に行きましょう。
解答
(1) 1
(2) 2
(3) 2
問題解説
(1) 1番だけが比況の「ようだ」。他は推量。
(2) 2番だけが起点の「を」。他は動作の経由を表す「を」。
(3) 2番だけが確定条件。他は仮定条件。