日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
文法体系
登録日
2015年11月03日
問題
*この問題は2007年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次の文章を読み、後の問に答えよ。
語には、一つの要素だけからなるものと、複数の要素からなるものがある。複数の要素からなるものについては、一つの語の中でどのような要素がどのような関係で結合しているか、ということが問題となる。
文中での働きの違いに応じて形を変える語、すなわち語形変化をする語を活用語という。例えば「食べる」という語は、「食べろ」「食べよう」「食べれば」のような種々の形で用いられる。
また、ある語に接辞などが付加してできる語を(1)という。例えば「寒(い)」に「さ」という要素が付くと、「寒さ」という語ができる。
問1)文章中の(1)に入る適当なものを選べ。
1. 膠着語 2. 複合語 3. 状況語 4. 派生語
問2)次の動詞のうち、母音語幹動詞はどれか。
1. 切る 2. 要る 3. 帰る 4. 寝る
問3)次の動詞の音便のうち、例外として扱われることがあるものはどれか。
1. 会って 2. 行って 3. 立って 4. 取って
解答
問1)4
問2)4
問3)2
問題解説
問2)母音語幹動詞とは、一段活用動詞のこと。
問3)「行く」は《書く - 書いて》と同じイ音便のグループだが、「行って」になるので例外とされる。