日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
言語教育法・実技(実習)
登録日
2015年07月28日
問題
*この問題は2006年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次の上級レベルの留学生への授業案について「活発な意見交換ができるように工夫する」ための配慮のうち、実行可能で最も効果があると思われるものを選べ。
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【対象】 | 学部1年生、18名クラス。日本語能力試験1級か同等程度の日本語力。 |
【授業】 | 毎週1回、90分授業。クラスをグループ分けする。 |
【目標】 | テーマについて学習者間で相互に啓発することを第一とする。各自の意見を発表しあい、レポートにまとめる能力の養成を目指す。 |
【授業案】 | ディスカッション、ディベートなどを積極的に取り入れる。前期は、日本の社会について各自の意見をまとめる。いろいろな考え方に接し、相互に啓発しあう。教師は活発な意見交換ができるように工夫する。 |
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- 毎回のテーマについて、全員の学生に、それぞれ事前に日本人学生のアンケートをとっておくよう指示する。
- 活動中の教師の指示、アドバイス、発言などはなるべく控え、学生たちの自主性を尊重する。
- ふだんからクラスに日本人学生の有志がかかわる形をとるなど、異文化接触の可能性を広げておく。
- クラスで日本語能力および指導力のある学生に司会役をまかせ、教師はその学生の相談役になる。
解答
3
問題解説
日本人学生との交流は意見交換のためになるばかりでなく、日本人の考え方に日常的に接触するという意味でとても重要。1. は、毎回では負担が大きすぎる。