日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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言語教育法・実技(実習)

登録日

2015年08月11日

問題

*この問題は2007年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

次の授業の教案を読み、後の問いに答えよ。

[教案1]

 予約した旅行をキャンセルさせる。一週間前にキャンセルする場合のキャンセル料金など、指示された数種類の事項について調べさせる。パンフレットをその場で与え、語彙や表現の解説などは特に行わない。学習者はペアになって、なるべく速く課題をこなす。答はタスクシートに書き込ませ、できたペアから教師のチェックを受ける。

[教案2]

 上級クラスで、原子力発電を廃止することについて、それぞれ賛成、反対意見を述べた二つの投書を元に、ディスカッションを行う。この投書はあらかじめ配布しておき、わからない語彙などは事前に調べさせておく。授業では、不明箇所について学習者からの質問があれば受け付け、内容確認のための簡単なQ&Aを行ったうえで、学習者それぞれの意見を話し合わせる。

 

問1)

[教案1]について、この課題を果たすために必要な技能は何か。

  1. スキミング
  2. スキャニング
  3. デコーディング
  4. ディクテーション

 

問2)

[教案2]について、この課題にゲームの要素を入れて、賛成派と反対派に分けて意見を述べ合わせる方向にもっていくとすれば、その活動は、下に挙げたどの活動に近づくか。

  1. ディベート
  2. ロールプレイ
  3. シミレーション
  4. ディスカッション

 

問3)

教師が自分の担当するクラスやそれに影響を与える問題について教師自身の理解を深め、教授活動を深めることを何というか。

  1. オートノミー
  2. ポートフォリオ
  3. アクション・リサーチ
  4. モディフィケーション

 

解答

問1) 2
問2) 1
問3) 3

問題解説

問1) パンフレットから必要な情報をすばやく拾い出すというスキャニングの技能が必要。
問2) 対立討論のこと。 

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