日本語教師に向いている人の適性6選 | 日本語教師養成講座のアークアカデミー
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日本語教師に向いている人の適性6選

2018/10/30


日本語教師になりたい、でも私に向いているのだろうかとお悩みの方のために、日本語教師に向いている人の適性を6点、ご紹介します。



面倒見が良い

日本語を勉強しにきた外国人は、日本語の勉強だけではなく、日本での生活も学んでいる最中であることが多いです。あなたは外国に行ったことがありますか。全く勝手がわからない世界で、とても孤独に感じた時に誰かが助けてくれると心強いですよね。


日本語教師は、日本に来たばかりの外国人と接する機会が多いです。日本に来たばかりの外国人としてはわからないことや、不安なことをたくさん聞きたいでしょう。


先回りして、困っていることはないかと尋ねるくらいの気遣いがあると、日本語教師に向いていると言えます。日本語教師というと、日本語を教えることだけがなんとなくクローズアップされてしまいそうですが、勉強以前の段階も重要です。


日本での生活がうまくいっていないと勉強にも力が入らないこともありますし、面倒見の良さはホスピタリティーとも表現できます。困っている人が近くにいたら助けてあげることに躊躇がないタイプは日本語教師に向いていますよ。


聞くことが上手

意外かもしれませんが、日本語教師は話を聞くことが上手なタイプに向いています。


日本語を勉強している外国人は、誰もが最初はそうですが、話すスピードも遅ければ、単語もわからないので何をどう表現していいか試行錯誤しながら話します。


つまり、日本人同士の通常の速さの会話は成り立たないということです。何が言いたいのか予測しながら、丁寧に聞き取る辛抱強さが必要です。


相手の意見を尊重できる

日本で育った文化的背景とは異なった人の意見でも、まずは受け止めるということが重要です。違和感を覚える意見が出ても、まずはそのような意見もあるのだと受容してみましょう。


また、感覚の面についても日本社会で生活してきた人と、そうではない人とでギャップを感じることがあります。日本で育った人は当たり前のように時間を守るし、宿題はやってくるものだと思うかもしれませんが、外国で育った人は様々です。


宿題をきちんと仕上げてくる人もいれば、宿題の意味が今一つよく分からず、特に宿題をしなくても問題ないと思う人もいるでしょう。


宿題をしてこなかったことについて、頭ごなしに注意すれば、注意された側としてはいい気分はしないかもしれません。意見だけではなく、感覚も尊重できるといいですね。


異文化に適応しやすい

様々な異文化に接する機会のある職業なので、日本以外の異文化にも適応しやすい人のほうが、ストレスをためずに働くことができるでしょう。


自分が外国語を学ぶ側になったり、留学したりする機会があった人ならわかりやすいかもしれません。異文化に適応できなくてヘトヘトになる人がいる一方で、適応して生活していく人もいますよね。


異文化に接して疲れ切る人より、どこの国の文化でも特にこだわらない人のほうが日本語教師に向いているでしょう。


言語に興味がある

日本語は言語の一つです。日本語を外国語の一つとして教えますので、言語全般に興味がある人のほうが日本語教師に向いています。普段話している日本語とはまた別の、日本語という言語を教えるという意識を持ちましょう。


前向きな考え方ができる

どのようなトラブルがあっても前向きに「これも一つの経験だ」と考えることができて、問題解決に向かって行ける人は、日本語教師にぴったりです!


まとめ

今回は、日本語教師の適性についてご紹介しました。適性は、必ず備えていなければならないものではありませんが、今後楽しく、長く働くために、参考にしてみてください。