日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
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総合問題
登録日
2005年01月13日
問題
*この問題は2005年に掲載した問題の再掲載となります。
申し訳ありませんが、ご了承ください。
【 】内に示した観点から見て、他と最も性質の異なるものを、それぞれ一つ選べ。
(1) 【東京アクセントの特徴を指摘しているもの】
1. 高低アクセントである。
2. N拍語にはn+1のアクセントの型がある。
3. 1拍目と2拍目では必ず高さが異なる。
4. 1語の中でアクセントの核が2つ以上現れることがある。
5. アクセントの型は、核の有無と位置がわかれば示すことができる。
(2) 【「の」の意味】
1. 漢字のテスト
2. 熱帯植物の本
3. 山歩きの達人
4. 恩師の田中先生
5. 児童心理学の権威
(3) 【対応する他動詞の形態】
1.(気が)きく
2.(花が)さく
3.(戸が)あく
4.(子どもが)なく
5.(体が)うく
解答
(1) 4
(2) 4
(3) 3
問題解説
(1) 東京アクセントではアクセントの核(下がり目)は0か1である。
(2) 4だけが「恩師である田中先生(同格の「の」)。他は「~に関する」という意味を表す。
(3) 「あく(ak‐u)」に対応する他動詞は「あける(ak‐eru)」で[‐eru]を付加する。他はすべて、[‐asu]を付加した形態が他動詞となる。