日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
総合問題
登録日
2005年03月31日
問題
次の記述と最も関係の深いキーワードを、それぞれ選べ。
問1 | 社会心理学者のリップマンは「人は物事を見てから定義しないで、定義してから見る傾向にあり、その定義も自分の文化にもとづいて行われるきらいがある」と自著『世論』で初めてこの用語を使った。 |
1.偏見 2.フレーム 3.自己中心主義 4.ステレオタイプ
問2 | 教師が学習者を見る場合、成績の良い学習者は性格や行動の面でも肯定的に評価しがちであるのに対して、成績の悪い学習者はすべての面で問題があるかのように見てしまいがちになる。評価者はこうした認知の歪みに十分な注意を払う必要がある。 |
1.寛大効果 2.ハロー効果 3.傍観者効果 4.マスキング効果
解答
問1: 4
問2: 2
問題解説
問2: 「ハロー効果」とは「後光効果」ともいわれる。人や事物のある一つの特徴について一定の印象を受けると、その人、事物のほかのすべての特徴も、その印象で評価してしまうという測定誤差に関する用語である。