日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
文法体系
登録日
2014年04月15日
問題
*この問題は2006年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次のそれぞれについて、【 】内に示した観点から見て、他と最も性質の異なるものを選べ。
問1) 【「で」の用法】
- 式典は学校の中で行われました。
- 映画館で乱闘騒ぎがあったらしい。
- 文学賞の受賞を学校中で祝いました。
- 大雨の後、水かさが増えたため、川で泳げなくなった。
- 腹が減ったので、駅のプラットホームで弁当を食べた。
問2) 【「~は~が~」構文の種類】
- その健康食品は成分が秘密でした。
- その事故は厚生労働省が監督庁だ。
- あの計画は社長が発案者だった。
- その芝居は田中さんが主役です。
- この戦争は誤解が原因である。
問3) 【タ形の意味】
- 火を消した後に入れる。
- 変な服装をした男がいる。
- 鉛筆を忘れたとき貸してくれた。
- さっき、間違えて押した人はいませんか。
- 申込用紙を出した方は、右の部屋でお待ちください。
解答
問1) 3
問2) 1
問3) 2
問題解説
問1) 3のみ主格補語を表す「で」。他は、動作の場所格を表す「で」。
問2) 1は「XのYがZ」の「Xの」の取立て。他は「YがXのZ」の「Xの」の取立て。
問3) 2は「ている」に置き換えられる「結果の残存」。他は完了の「た」。