日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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言語教育法・実技(実習)

登録日

2015年07月21日

問題

*この問題は2006年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

次の各問いに答えよ。

問1)

日本語教育における読解指導について、不適当なものを選べ。

  1. 精読を目的とする読解指導の一つにスキャニング活動がある。
  2. 速読・多読を目的とする読解指導の一つにスキミング活動がある。
  3. ボトムアップ処理を促進する方法としては、精読が一般的である。
  4. トップダウン処理を促進する方法としては、速読・多読が一般的である。

 

問2)

本来、個人的な活動である読解を問題解決過程ととらえて、ピア・リーディングを行うことが試みられている。この利点として不適当なものを選べ。

  1. 協働的読解活動の中で優れた読み手からの影響を受ける可能性がある。
  2. 他の仲間からの知識や体験が共有され、新たな発展を促す可能性がある。
  3. 個人の学習の成果を見るための評価が、協働的な活動によりしやすくなる。
  4. 仲間との異なった理解から、読み自体が変容したり、深まったりすることがある。

 

 

解答

問1) 1
問2) 3

問題解説

問1) スキャニングとは「探し読み」のことで速読で使われるスキル。
問2) ピア(peer)とは、仲間同士の相互支援のなかで進められる学習方法。

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