日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題

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文法体系

登録日

2015年12月22日

問題

*この問題は2007年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

 

次のそれぞれについて、【 】内の下線部のような表現をした学習者に対して、文法的な説明をする際、用いる例文として不適当なものを選べ。
 

問1) 【急に雨が降りでた。】

  1. 桜が咲きだした
  2. 赤ん坊が泣きだした
  3. 始発電車が走りだした
  4. 門から子どもが飛びだした
     

問2) 【先生はさっき教室に来ます。】

  1. 正門は閉まっています
  2. 窓ガラスが割れています
  3. 玄関の電灯がついています
  4. この道は右に曲がっています

解答

問1) 4
問2) 4

問題解説

問1)

1. ~3. が事態の発生を表す「~だす」に対して、4. は移動を表す本動詞の「~だす」の用法になっている。

問2)

1. ~3. は結果の残存状態を表す「~ている」なのに対して、4. は単なる状態の「~ている」だから。

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