日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
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文法体系
登録日
2012年07月03日
問題
日本語の動詞は活用する。すべての活用形を通じて変わらない部分を(1),これに付加されて活用形ごとに異なる部分を活用語尾と呼ぶ。いずれの部分も1語としての動詞よりも下位に位置する単位であり,このような意味を表す最小の単位を(2)という。
さらに,日本語の動詞は,比較的規則的な活用をすると言われる。まず,五段動詞は,Ⅰ類動詞やX動詞などと呼ばれる。また,一段動詞は,Ⅱ類動詞やY動詞などと呼ばれる。不規則動詞は,(3)の2語しかない。
初級の日本語学習者が辞書形から見分ける方法としては,不規則動詞二つはそのまま覚え,それ以外で,まず,「る」で終わらないものは五段動詞である。「る」で終わるが,その前がイ段,エ段にならないものは,同じく五段動詞である。イ段,エ段のときは,ほとんど一段動詞だが,(4)のような例外もあるので注意しなければならない。
問1) | 文章中の(1) ~ (4)にに入れるのに最も適当なものを,次の1~4の中からそれぞれ一つずつ選べ。 (1) 1. 語幹 2. 語義 3. 語形 4. 語源 |
問2) | 文章中のXとYの組み合わせとして最も適当なものを,次の1~4の中から一つ選べ。
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解答
問1) | (1)1 |
問2) | 3 |
問題解説
問1) | (1) 3. 語形は,語の「音声面」を指す。2. の「語義」と対になる。 |
問2) | 「書く」の場合「kak-u, kak-anai, kak-eba」と語幹部分は子音で終わっている。 |