日本語教育能力検定試験「マンボウ」問題
検索カテゴリー
文法体系
登録日
2016年02月16日
問題
*この問題は2008年に掲載した問題の再掲載となります。申し訳ありませんが、ご了承ください。
次のそれぞれについて、【 】内に示した観点から見て、他と性質の最も異なるものを選べ。
問1) 【「ような」の用法】
- まるでカタツムリのような速さではあったが、とにかく完走した。
- おはぎのような甘いものが大好きです。
- アメリカ人のような英語がぼくにも話せたらなぁ。
- 目を見ていると、この人と結婚するような予感がした。
- 同窓生と話をしたら、中学生のときに戻ったような気がした。
問2) 【副詞の種類】
- これから発表するので、自分の番号を控えてください。
- 天気もいいし、しばらくそのあたりを散歩でもしてきます。
- はじめて見たときの驚きは一生忘れられないだろう。
- 長い間苦労して働いてきたが、とうとう報われる日が来た。
- 待ちに待ったテーマ・パークが、いよいよ明日開園する。
解答
問1) 2
問2) 2
問題解説
問1) |
「ような」には、類似性を表現する「比況」の用法と、代表、典型として表現する「例示」の用法があり、2のみ例示の用法で、他は比況の用法である。 |
問2) |
「しばらく」のみ時間の幅を表す時間に対する線的修飾。他は、ある動作の始発、未経験、終局、到来を表す点的修飾。 |