用語名

幕末・明治初期の日本語教育

ばくまつ・めいじしょきのにほんごきょういく

用語詳細

イギリス、フランス、アメリカなどとの外交が開かれると、日本語学習は日本国内で公使館を中心に進められたが、テキストすら手作りをするという手探りの状態であった。オールコック(英駐日公使 1809 − 1897)の『初学者用日本文法要説』(1816)、ブラウン(米宣教師 1810 − 1880)の『日本語会話』(1863 刊)などに加えてヘボン(米宣教師 1815 − 1911)の『和英語林集成』(和英辞書 初版1867 刊)が刊行された。海軍兵学校に続いて東京帝国大学で教鞭をとったチェンバレン(英1850 − 1935)は、『日本近世文語文典』(1886)、『ローマ字日本語読本』(1886)、『日本口語文典』(1888)など実用的な日本語学習書を著した。
この時期の日本語教育の特徴は、開国前後に来日した外国人自身による日本語学習の場が創られたことである。

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