用語名

分類語彙表

ぶんるいごいひょう

用語詳細

語彙を意味的に分類し、整理したもの。日本では1964 年に林大らによって、国立国語研究所から『分類語彙表』が出されており、その後、増補、改定がなされている。『分類語彙表』は32,600 語あまりの語彙を分類したもので、日本語の語彙研究の基礎的な資料となっている。選ばれた語彙は1.体の類(名詞の仲間) 2.用の類(動詞の仲間) 3.相の類(形容詞の仲間) 4.その他に分けられ、それぞれが1.抽象的関係 2.人間活動の主体 3.人間活動- 精神および行為 4.生産物および用具 5.自然物および自然現象といったように分類されている。それぞれの項目はさらに細かく下位分類される。例えば、体の類、人間活動の主体の項目は自他、男女、職、社会、機関などのように分類され、社会の項には天下、世の中、世間、世俗などの語が取り上げられるといった具合である。

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