用語名

変形文法理論/生成文法理論

へんけいぶんぽうりろん/せいせいぶんぽうりろん

用語詳細

チョムスキーがうちたてた言語理論。変形生成文法ともいう。アメリカ構造主義言語学への批判は次のようなものである。意味を排除した要素の配列だけの文法記述では、例えば「太郎が次郎をなぐった」と「次郎が太郎になぐられた」という文が同じ意味を表すことを説明できない。また「この漢字は書きやすい」と「このペンは書きやすい」という同構造の文が異なる意味を持つことが説明できない。
深層構造(意味のレベル)−変形規則(受身化規則など)−表層構造(実際の文)という文法モデルによって意味と構造の関係をとらえることを提唱した。変形規則として何があるかという点が議論の中心となるため変形文法と呼ばれる。また、無限の文を生成するための理論という意味で生成文法と呼ばれる。

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