用語名

弁別刺激

べんべつしげき

用語詳細

個体が特定の反応を行うときの手がかりとなりうる刺激のことである。「刺激」によって、次の反応が左右される、つまり、刺激によって反応が分けられということから弁別刺激と呼ぶ。ある特定の刺激(弁別刺激)のもとで、ある反応を行って生じた結果が、その個体にとって有利あるいは好ましいものであれば、その刺激の下では、その反応がさらに強められる(強化される)。一方、結果が不利あるいは好ましくない場合は、その反応を以前ほど行わなくなる。例として知られるのが、スキナーのネズミの実験である。ネズミの箱の天井にライトがついている時だけ、ネズミがレバーを押すと飲み水が出る、というような状況下では、ライトが弁別刺激、反応がレバー押し、そして好ましい結果が「水が出た」ということになり、水が飲みたいネズミのレバー押し行動は強化されていくことになる。

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