用語名

ポルトガル語

ぽるとがるご

用語詳細

ロマンス諸語(ロマンス語)の一つ。ポルトガルおよびブラジルの国語として両国で用いられているほか、ポルトガルから独立したアフリカのアンゴラ、モザンビークなどでも、公用語の地位を保っている。また、15 世紀以降のポルトガルの海外発展期に形成されたポルトガル語系のクレオール語が、スリランカ、マカオなどの一部の地域で現在も使用されている。ポルトガル語は、スペイン語やカタルニャ語と同様、古代ローマ人がイベリア半島にもたらしたラテン語に由来し、9 世紀ころにガリシア・ポルトガル語として成立した。
現代ポルトガル語の特徴は、音韻面では、母音の種類が豊富なこと(五つの鼻母音を含む単母音の数が14、ブラジルでは12 で、これにさまざまな二重母音、二重鼻母音、三重母音が付け加わる)、スペイン語やガリシア語と違ってb とv の区別がある点などが挙げられる。文法や語彙の面ではスペイン語との類似が顕著であるが、ラテン語の形態も残っている。なお、16 世紀半ばから約100 年にわたり来日したポルトガル人の活動を通じ、「パン」「ボタン」「イギリス」など少なからぬポルトガル語の語彙が日本語に取り入れられた。また、ポルトガル宣教師などが作成した日本語の辞書・文典などは、当時の日本の言語・文化を知る上で貴重な資料となっている。

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