用語名

ポルトガル宣教師と日本語教育

ぽるとがるせんきょうしとにほんごきょういく

用語詳細

1543 年ポルトガル船が種子島に漂着した後、宣教師がキリスト教の布教のために次々と来日し、日本語研究が行われた。1590 年にグーテンベルグの印刷機を移入して、九州のコレジオでローマ字本及び国字本(日本語文)を刊行したものに、『日葡辞書』(にっぽじしょ)『落葉集』(らくようしゅう 漢字辞書)などの辞書類や、『日本文典』(ロドリゲス著 文法書)、宣教師達のより流暢な日本語習得書としての『平家物語』『イソポ物語』の口語訳の物語や、宗教書『どちりな・きりしたん』などがあり、これらは当時の日本語を知る手がかりとなるのでキリスト者にちなんで「キリシタン資料」とよばれる。ヨーロッパ語の文法の視点から文法をとりあげ日本語テキストとして書いている点は着目に値する。

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