用語名

エスノリンギスティック・バイタリティー(ethnolinguistic vitality)

えすのりんぎすてぃっく・ばいたりてぃー

用語詳細

民族語の活力。民族語とは、ある民族固有の言語だが、ある国の中での少数民族の言語の意味で使われることが多い。日本語は日本人の民族語であるが、日本で民族語というのはアイヌ語、朝鮮/ 韓国語などのことを指す場合が多い。後者の意味での民族語の活力には、いろいろな側面があるが、その言語が実際にどのくらい使われているか、生活の場でその民族語がどの程度話されているかなどを考えていけばよいだろう。民族語には政治的な問題も含まれている。旧ソ連邦ではエストニア語は民族語だったが、エストニアが独立してからは、エストニア語は国語となった。
なお、活力を失った言語に様々な活動を通じて再び活力を取り戻させることを言語の再活性化(revitalization)と言う。アイヌ語の教室を開いたり、辞書やアイヌ語による読み物を出版したりするのは、アイヌ語の再活性化にあたる。

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