用語名

与益者と受益者

よえきしゃとじゅえきしゃ

用語詳細

授受表現の中では、誰が与え手(与益者)であり誰が受け手(受益者)であるかという視点が大切である。「あげる」「くれる」は、与益者が主体の位置に立ち、「もらう」は受益者が主体の位置に立つ。これらの動詞の特徴は、授受の主体と相手の間の人称関係に制限が見られることである。「私が君に本をあげる」とは言えるが、「君が私に本をあげる」とは言えない。ところが、「君が彼に本をあげる」とは言える。これらは人称の制限が機能していると考えられるからである。

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