用語名

六書(りくしょ)

りくしょ

用語詳細

「説文解字」(せつもんかいじ)における許慎の漢字分類。象形文字・指事文字・会意文字・形声文字が、漢字の成り立ち(造字法)に基づく分類であり、仮借・転注が漢字の使い方(用法)に基づくものである。象形文字は、具体的な事物の形を描いて簡略化した絵文字であり、「日・月・木・水・車・馬」など最も原初的な文字である。指事文字は、抽象的な事物について図形化して表す、「一・二・上・下」など。会意文字は、複数の字を組み合わせてある事物の意味に対応させる、「好・鳴・林」など。形声文字は、意味に関わる部分と音を表す部分からなる、「江」(さんずいと工の音)など。仮借は、いわゆる当て字であり、サンスクリットのブッダを「仏陀」と書くなど。転注は、漢字本来の意味を転用したもので、「楽(ガク)」を「楽(ラク)」と用いた場合など。

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