用語名

歴史言語学/比較言語学

れきしげんごがく/たいしょうげんごがく

用語詳細

複数の言語がもとは一つの言語であって、地理的に分離し時間を経た結果、別の言語とまで言えるほどに異なるものになったと考えられる場合、もとの言語のことをそれらの言語の祖語という。祖語がどのようであったかを解明することを祖語の再建という。
比較言語学は歴史言語学の一分野であって祖語を再建することによって、それらの言語の同族性および歴史変化の過程を解明する。19 世紀は特にインド・ヨーロッパ語族の音韻面での比較研究が盛んであった。グリムの法則によって印欧祖語とゲルマン語の音韻対応が説明され、その例外がヴェルナーの法則で説明されたことにより「音韻法則に例外なし」とまで言われるようになった。
なお、複数の言語に共通してみられる歴史変化などから言語現象の普遍性を見い出そうとする研究も歴史言語学といえる。

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